水をたくさん飲むのは健康に良い⁉
一般的には、その通りでしょう。なぜなら、私たちの体は半分以上が水でできているのですから。
人間の体はほとんどが水でできています。性別や年齢で差はありますが、胎児では体重の約90パーセント、新生児では約75パーセント、子どもでは約70パーセント、成人では約60~65パーセント、老人では50~55パーセントを水が占めているのです。
出典:サントリーのエコ活
しかも、脳や筋肉、肝臓などの臓器などの水分含有量は、80%と比較的多いともいわれています。
そうなると、のどが渇くというのは、体内の水分が足りなくなってきている証であり、早めに水分補給をしてあげたいものです。特に年齢を重ねるごとに、のどが渇くという感覚が疎くなる傾向があるので、意識的に水分補給をする必要があります。
一日の水分摂取量
では、一日にどの位の量の水を飲むのが良いのでしょうか。
平均的な例でしょうが、次のようなことが言われています。
欧米の研究の成果によると水の必要量の目安は生活活動レベルが低い集団で 1日2.3リットルから2.5 リットル程度、生活活動レベルが高い集団で1日3.3リットルから3.5 リットル程度と推定されています。
また、水の摂取源は欧米諸国では食物由来がおよそ20%から30%、残りが飲物で70%から80%であることから、水分補給として1日1.5リットルの水を飲むべきであるとされています。
寝る前や起床時、スポーツ中及びその前後、入浴の前後、そしてのどが渇く前に水分補給を心がけることが重要と、厚生労働省の「健康のため水を飲もう」推進運動において推奨しています。
国が進める水分摂取運動
この運動では、次のようなキャッチフレーズを使って水分摂取のPRを進めています。
- 早めに、こまめに、水を飲もう
- 自ら健康に、水から健康に(ん?シャレですか。)
早めの一口を促すキャッチフレーズはこちら。
- のどの渇きは脱水症状
また、アルコールの利尿作用についても面白い表現があります。
- ビール10本で11本分(おそらく尿で出る水分量のことでしょう)
少々きついかなあ。
- あと2杯、水を飲みましょう
次のようなショッキングなデータも表示しています。
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5%失うと、脱水症状や熱中症に
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10%失うと、筋肉のけいれんや循環不全に
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20%失うと、死に至る
毎年、多くの人が熱中症で倒れている現実を見て、このような運動を展開されているのでしょう。
参考→健康のため水を飲もう口座
水分摂取に注意したい体質
でも、注意が必要な方々がいます。
実は、漢方的には、水分は適量で身体が欲する程度でよいと考えます。
一日に1~1.5リットルが目安とお答えしています。この量は、お茶やコーヒーなど食事以外の水分すべてを含めます。
もちろん、運動などによる発汗が激しい方はこの限りではありません。
また、特に水分量に注意!の体質の方がいます。
- 湿熱体質
- 陰虚体質
湿熱体質の方は、体内に水分と熱が溢れています。ですから、これ以上の水分の取り過ぎはよくありません。
口の渇きは、体内の余分な水分が排出されれば改善します。「類は友を呼ぶ」現象で、余分な水分がもっと水を要求して来るのです。
湿熱を調べたい方は、こちらもどうぞ。
逆に陰虚タイプの方は、水分量が少ないのが欠点なので、水分を取りたいところですが、特に高齢者は、一度に多く飲まずに少しずつ回数を分けて飲んでください。
夜間排尿が多い場合は、日中に水分を摂取して、日没後は控えめにしてください。
陰虚を調べたい方は、こちらもどうぞ。
ぜひ、ご自身の体質を見極めながら、適切な量の水分摂取を心がけてください。
以下のページで、ご自身の体質が判定できますのでご利用ください。当てはまる項目をチェックするだけで、現在の体質が分かります。
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