漢方薬の効果的な飲み方を教えて!

漢方薬の効果的な服用

このページでは、漢方薬の効果的な服用などについて、解説します。

(目次)
漢方薬はいつ飲めばいいか
漢方薬の飲み方
病院の処方薬との併用
他の薬とのタイミング
完治が難しい病気
完治が無理な病気
治療期間の目安
漢方薬の長期服用
すべての症状を改善
ポリープの消滅は
不摂生な生活

漢方薬はいつ飲めばいいか

食間(食後おおよそ2時間)を理想としていますが、食前や食後でも問題はありません。

漢方薬の飲み方

理想は、エキス剤をお湯に溶かして飲む方法です。香りが鼻を通じて心身に効いていきます。難しい場合は、ぬるま湯又はお水で、そのまま服用してください。

病院の処方薬との併用

睡眠導入剤など病院のお薬と漢方薬を併用しても大丈夫です。辛い時は我慢せずに服用してください。

他の薬とのタイミング

病院のお薬など他の薬と漢方薬は同時に服用せずに、30分以上間隔を空けてください。

完治が難しい病気

難しい病気の場合は、病院の薬を減らすことはできても、漢方薬だけで治すことは困難な場合があります。その場合は、病院のお薬との相性を考えて処方を検討していきます。

病院の薬と併用する場合の漢方薬の主な役割は、つらい症状を緩和したり、病気にならない体への体質改善を進めることなります。

完治が無理な病気

漢方薬は体質や気質を改善して、病気の予防や悪化防止、そして治癒を目的とします。症状を完全に治せればよいですが、病気の原因によっては完治が無理なものもあります。これは東洋医学だけでなく、西洋医学でも同じように限界があります。

そのような場合には、患者さんが病気とどのように付き合っていけるかを重視していきます。痛みがあっても、日常生活がある程度不自由なく送れればよいと思っている患者さんは、それ以上悪化させないようにお手伝いします。

どのレベルで折り合いをつけるのかが肝要です。精神的にも苦痛なく人生を楽しめるように、漢方薬や養生方法のアドバイスなどで応援していきます。

治療期間の目安

症状や体質によって異なります。単純な症状や病気であれば、数日で治癒する場合もあります。

一方で、例えば、血虚体質の改善や解毒代謝を上げたり、ホルモンの働きを調整する必要がある場合は、2~3ヶ月はかかると思ってください。なお、個人差があることはご理解ください。

漢方薬の長期服用

漢方薬の長期服用も可能なのが漢方薬です。

体質改善が進んでも、再発防止や更なる改善を目的とする場合の漢方薬の服用は可能です。その場合は、体調の変化をメールでお知らせいただきながら、漢方薬や服用量などをその都度調整していきます。

すべての症状を改善

一度にすべての症状を改善するのは難しいですが、自然治癒力を引き出しながら、複数の症状を同時に改善することは可能です。

多くの症状でお悩みに場合は、優先順位を考えながら処方をしていきますので、あせらずにご自身の体や心と相談しながら先生と一緒に治療を進めてまいりましょう。

ポリープの消滅は

漢方薬単独では、子宮筋腫やポリープの消滅は厳しいかもしれません。しかし、大きくならないようにすることや生活に支障がでないようにすることは可能です。

手術するほどの大きさではないと病院で言われた場合などは、それ以上大きくならない対策として、漢方薬を上手にご活用ください。

不摂生な生活

漢方薬は体質改善のお手伝いをする道具の一つです。食事や運動、休息や睡眠など健康生活と併せて用いることで効果を発揮します。このことから、体質改善に適した漢方薬をいくら服用しても、不摂生な生活を続けることはよろしくありません。

この機会に、生活習慣も改善していきましょう。