低気圧が近づくと調子が悪いのはなぜ?

低気圧の影響

あー眠い。

あー疲れた。

でも、起きなきゃ。

でも、やらなきゃ。

そんな忙しい毎日をお過ごしの方も多いかと存じます。便利さは日進月歩で進化していて、私たちの暮らしが楽になっているはずなのに。

そんなときは、日々の忙しい時間から少しでも解放され、森の中を散歩したり、山や海などの自然の風景に身を置いてみてはいかがでしょうか。少しの間でもいいので。

森の中

天候の影響

私たち人間は、自然の一部であるということを忘れがちです。

体調が悪いのは、ハードワークだけが原因ではありません。実は、体調の変調に天候が大きく影響することがあります。

健康体であれば、憂鬱な日でも何とか乗り切れるのでしょう。

ただ、天候の急激な変化と体調の変化を上手に合わせることが難しいときには、思い切って休むという選択肢も視野に入れてほしいものです。

低気圧の影響

低気圧が近づくと、次のような症状を訴える方も多くなります。

  • 体がだるい
  • 頭が重い
  • 食欲がなくなる
  • お腹をこわす

特に、気圧が徐々に下がってくる時は、体の変調を訴える人が多くなります。

勢力の強い低気圧が接近してときは、次のような現象を訴える人もいます。

  • いつもより神経痛を強く感じる
  • 冷えが悪化する

そんなときは、運動や休息をうまく取り入れながら、足腰を冷やさないようにしてください。

また、気圧の変動は、内耳の三半規管のリンパ液の内圧に大きな影響を与えます。過去にメニエールのような回転性のめまいを起こしている方は、気圧の変動の時期は再発しやすくなります。

なお、体力がついて身体に余裕が出てくれば、天候の変動にも左右されなくなります。

痛みが悪化するのはなぜ

痛みの悪化は、天気の影響も大きいと思います。神経の痛みは、低気圧だけでなく湿度に左右されます。

特に神経炎などを起こしている時は、痛みが強くなる場合があります。

気象予報士の方がこんなコメントをしています。気象病というのがあるのですね。

気象病の主な原因は、気圧の変化。変化は急なほど症状が強くなります。主に不調を訴えるのは気圧が低下するときですが、なかには気圧が上昇するときに不調を訴える人もいます。

気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、それに抵抗しようとして自律神経が活性化されます。自律神経系には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は血管を収縮させ、心拍数を上げて体を興奮させる働きがあります。

一方、副交感神経は血管を広げて体をリラックスさせる働きがあります。この交感神経と副交感神経の調整がうまくいかないと、さまざまな体調不良の原因となってしまうのです。

出典:「低気圧」で体調不良を起こしやすい人の特徴

春、調子が悪いのはなぜ

春は陽気が上から来て、頭部をまず温めます。大地はまだ冷えていますので、足元は冷え、身体は冷えのぼせ状態になります。

上が温かく、下はまだ冷たい。

そこにきて低気圧の通過によって風雨が強くなったり、気候変動が激しいのが春という季節なのです。こんな気象状況の時は、人の心も不安定になるものです。

  • 冷え+のぼせ
  • 耳周辺への熱感
  • めまい

足腰は冷えているのに、頭はのぼせている状態は、春に起こりがちです。耳周辺に熱感が生じると、耳鳴りやめまいなどを起こしやすくなります。

対策としては、春の気が落ち着くまでは、焦らずに上手に過ごすことです。

桜の花が散り、陽気が落ち着けば、また元気になっていきます。

自然とともに歩む楽しさを見出してみてください。

春が終われば(新緑)

ただ、どうしても我慢できない!というときには、漢方薬を服用するという選択肢もあります。

例えば、何種類か漢方薬を準備しておいて、その時の状況に合わせて服用する方法もあります。

興味のある方は、私にご相談ください。